内閣府は17日、16~24歳の若年層のほぼ4人に1人が、望まない性的な言動(性暴力)の被害を受けたことがあるとの調査結果を公表した。被害の内容は、いやらしいことを言われるなど「言葉によるもの」、抱きつかれるなど「身体接触を伴うもの」が多かった。
調査は、若年層への性暴力の実態を把握するため、今年1月、インターネットを通じて16~24歳の男女を対象に実施。回答した6224人のうち、何らかの被害に遭遇したと答えたのは1644人(26・4%)にのぼった。
複数回答で遭遇した内容を尋ねたところ、「言葉によるもの」の17・8%が最多で、「身体接触を伴うもの」12・4%が続いた。スマートフォンなどを使って裸の写真を送るよう強要されるなど「情報ツールを用いたもの」は9・7%、性器を見せられるなどの「視覚によるもの」は7・4%だった。
さらに、被害を受けた人を対象により詳しく実態を尋ねた本調査(有効回答2040人)で加害者との関係を尋ねたところ、「通っていた(いる)学校・大学の教職員、先輩、同級生、クラブ活動の指導者など」が36・0%で最も多かった。
一方、被害者の47・3%が「どこにも相談しなかった」と回答し、被害から「もとどおり回復した」と答えた人は37・9%にとどまった。
内閣府男女間暴力対策課は、「若年層の被害状況が初めて明らかになった。必要な施策を検討し、若い人が利用しやすい相談体制を拡充したい」としている。
からの記事と詳細 ( 若者の4人に1人が性暴力被害、半数が「どこにも相談せず」…加害者は教職員・先輩ら最多 - 読売新聞オンライン )
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