国連安全保障理事会が6日開催したウクライナ情勢を巡る会合で、欧州連合(EU)のミシェル大統領が世界的な食料危機に対するロシアの責任を追及し、ロシアのネベンジャ国連大使が途中退席する一幕があった。
「食料の供給を発展途上国への見えないミサイルとして使っている」。ミシェル氏はロシアがウクライナからの食料輸出を妨害して食料価格の高騰を招き、途上国を苦しめていると指摘。「食料危機の責任はロシアにある」と強調した。
ネベンジャ氏が不快感を示して席を離れると、ミシェル氏は「退席しても構わない。真実を聞かない方が楽だろう」と追い打ちをかけた。
ロシアのポリャンスキー国連次席大使はツイッターで「厚かましいうそや根拠のない主張ばかりだ。EU高官の職業意識の低さやマナーの欠落は見るに堪えない」と反発した。(共同)
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