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Friday, December 10, 2021

オミクロン株の水際対策どうなった? 指定国以外の滞在歴で陰性なら帰宅に - 東京新聞

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際対策強化を受け、政府は10日から、オミクロン株を警戒する指定国・地域以外からの入国者は、検疫の検査で陰性の場合、14日間の待機を初日から自宅でできるようにした。指定国の拡大と入国者の増加による待機施設不足を受けた措置。水際対策の措置は連日、改定が加えられ、複雑化している。

  どんな人が入国後、帰宅できるのか。

  検疫で陰性だった人の中で、オミクロン株警戒の約40の指定国・地域以外での滞在歴がある人は帰宅できる。指定国・地域にいた人は検疫所指定の施設で、警戒度によって3、6、10日間待機する。最終日の検査で陰性なら帰宅し、自宅で計14日間待機する。

  検疫で陽性だった場合はどうなるのか。

  無症状でも全員、施設に入所する。ゲノム(全遺伝情報)解析でオミクロン株と分かれば入院する。それ以外の株なら、症状によって病院や療養施設で過ごす。

  検疫の検査ですり抜ける心配はないのか。

  ウイルス量不足などによる偽陰性はあり得る。入国後の自宅待機者や市中での陽性者で14日以内に海外渡航歴がある場合は即入院が必要だ。ただ、施設で待機中の人が陽性になった場合は、オミクロン株確定までは施設にとどまる。厚生労働省によると、施設には看護師がいて出入りも厳格に管理。他人に感染させるリスクが低く、入院に近い対応ができるという。

  待機施設や療養施設は不足しているのか。

  検疫での陽性者やオミクロン株指定国・地域は連日増加。オミクロン株感染者と同じ航空機の乗客は全員が濃厚接触者扱いで数百人規模に膨れ上がっている。東京都は政府の要請で、検疫用に宿泊療養施設2000室以上を提供している。(沢田千秋、原田遼)

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