中国の著名女子プロテニス選手 元副首相との不倫を暴露 異例のスキャンダルに - 東京新聞

中国の女子プロテニス選手、彭帥さん＝２０１４年９月、ニューヨーク（ロイター・共同）

　【北京＝中沢穣】中国の著名女子プロテニス選手、彭帥（ほうすい）さん（３５）が２日夜、ネット上で、共産党政治局常務委員だった張高麗（ちょうこうれい）前副首相（７５）と不倫関係にあったと公表した。党最高指導部メンバーのスキャンダルが表沙汰になるのは異例。彭さんの文章は直後に削除されたが、ネット上で拡散した。

◆最高位は「世界ランク1位」「共産党内序列7位」

　張氏は、天津市党委書記などを経て２０１２年に党最高指導部に入った。当時の党内序列は７位で、１７年に引退した。彭さんはウィンブルドン選手権と全仏オープンの女子ダブルスで優勝し、一時は世界ランキング１位にのぼりつめた。

張高麗・元中国副首相（中国通信・共同）

　彭さんの文章によると、張氏が天津市党委書記だった時に性的関係を持ったが、張氏が最高指導部入りすると連絡が途絶えた。張氏の引退後に再び連絡があり、妻のいる自宅で性的関係を迫られた。張氏は彭さんが録音機を持ち込んだり、不倫の証拠を残すことを常に恐れていたなどと赤裸々に明かし、「あまりに多くの不公正と侮辱を受けた」と記した。

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