福島県は県内で114人の新型コロナウイルス感染が確認されたと3日、発表した。114人の陽性は2日までに判明した。1日当たりの県発表数としてはこれまで最多だった5月11日の95人を更新し、初めて100人を超えた。2日現在の入院者は376人、療養先調整中は122人で計498人となり、県が確保している病床496床を上回った。県内の医療提供体制への負荷が急激に増し、危機的状況にある。
県は新型コロナ感染者について入院治療を原則とし、軽症者や無症状者は医師が重症化の恐れがないと判断した場合、状況に応じて277室ある宿泊療養施設、自宅で療養する体制としている。
療養先調整中の122人について、県は症状を踏まえ、入院の必要性を見極めて調整する。その上で、感染の急拡大に備えて想定している病床550床、宿泊療養施設330室程度の確保に向けて医療機関などと協議を進めている。
2日現在の病床使用率は75・8%(前日比3・6ポイント増)で感染状況が最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)の指標「50%以上」を大幅に超えている。人口10万人当たりの療養者数が39・33人、人口10万人当たりの直近一週間(7月27日~8月2日)の新規感染者数が32・61人で、ともにステージ4の指標を上回り、過去最高。直近一週間の陽性率は5・4%で、ステージ3(感染急増)の指標「5%以上」に悪化した。
県が3日に発表した感染者114人には、いわき市が2日に発表した62人が含まれており、新たな感染確認は52人。114人のうち、6割超の76人をいわき市が占め、市町村別の一日当たりの感染者数としては過去最多。114人のうち30人の感染経路が分かっていない。入院者376人のうち10人が重症となっている。
県内の感染者は累計6021人となった。
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