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Wednesday, August 4, 2021

新型コロナ感染者急増 福島・いわき市医師会が緊急対策 自宅療養者に電話確認 | 福島民報 - 福島民報

 福島県いわき市医師会は新型コロナウイルス感染症の自宅療養者に対し、毎日電話を掛けて体調を確認する新たな取り組みを開始する。感染者の急拡大によって市保健所の職員らによる電話確認業務が限界に達しつつあるのを受け、市医師会が緊急対策に乗り出す。自宅療養者は3日現在で市内に約90人おり、関係者は「今が正念場。医師の力を結集して乗り越えたい」と決意している。

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 市医師会が4日、市内の事務所で自宅療養対策協議会を開いて決めた。市医師会の71医療機関が市内の(1)平・内郷(2)常磐(3)小名浜(4)勿来(5)四倉―の5地区に分かれ、各地区の自宅療養者への電話確認を担当する。

 医師が患者の状態を確認し、入院が必要と判断すれば、市保健所に働き掛けて入院の手続きに入る。開始時期は各地区ごとに決めるが、可能な限り早期に始める方針だ。

 市内の26日から8月3日までの新型コロナ陽性者数は【グラフ】の通り。市内では7月下旬から陽性者が急増し、今月4日までに8カ所でクラスター(感染者集団)が確認された。市内の病床使用率は90%を超え、宿泊療養施設はほぼ満室となっている。

 市保健所には疫学調査、ワクチン接種などの業務が集中している。職員らは早朝から深夜まで業務に追われ、自宅療養者にきめ細かく対応する余力はほとんどないのが実情だ。市医師会の木村守和会長(61)は「自宅で過ごさざるを得ない患者の不安をできる限り軽くし、病状の回復に努めたい」と話した。

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