菅義偉首相(72)=無派閥=の自民党総裁任期満了に伴う総裁選で、首相を就任から支えた細田派(96人)、麻生派(53人)、二階派(47人)の政権中枢3派閥が動揺している。支持者の首相批判の高まりを目の当たりにし、ここにきて各派議員たちは「菅首相では衆院選の顔にならない」と右往左往。特に麻生派では幹部からも首相交代論が相次ぎ、対抗馬の岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=に「麻生氏が乗り換えるのでは」との観測もささやかれる。
「党勢拡大のためにしっかりやれ」。自民の二階俊博幹事長は27日、党本部を訪れた岸田氏を激励した。前日の記者会見で岸田氏は幹事長以下の党役員任期を「1期1年連続3期まで」とする改革案をぶち上げたが、既に在職5年を超える二階氏に、面と向かって言及することはなかった。
岸田氏は、細田派の細田博之会長や麻生派の甘利明顧問、石破派(17人)の鴨下一郎代表世話人、谷垣グループの中谷元、遠藤利明両代表世話人のもとも訪れて、協力を要請した。
昨年9月の総裁選では、…
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