新型コロナウイルスの感染拡大で、7日に発表された東京都内の新規感染者数が8週間ぶりに900人を超えたことを受け、小池百合子知事は同日、都庁で、緊急事態宣言について「必要な段階なのかな」と述べた。一方、東京五輪については「コロナ対策を進めながら、安全に開かれるように進めていきたい」とし、緊急事態宣言と重なる見込みが強まる中でも開催への意欲をにじませた。記者団の取材に答えた。
7日の都内の新規感染者数は920人で、前週の水曜日より206人増加し、18日連続で前週の同じ曜日を上回った。
小池知事は「状況はとても厳しいです。一方で、重症者数、重症の世代などはこれまでとちょっと様相が違う。50代や中高年に的を当てたような対策が必要になってくる」との認識を表明。政府が8日に東京へ緊急事態宣言を出す手続きを進めることに触れ、「ここのところ上昇が続いておりますので、これらの措置も必要な段階なのかな」と述べた。
感染拡大を受けて、五輪の開催中止を求める声もあるが、小池知事は「とても厳しい状況ではございますけれども、これまでも2020大会の準備を、そしてまたコロナ対策、さまざま進めてまいりました。コロナ対策を進めながら、安全に開かれるように進めていきたいと思います」と語った。
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