Pages

Monday, July 5, 2021

都議選、自民党「大惨敗」のウラで、小池都知事がほくそ笑んでいる理由 - 現代ビジネス

自民党、手痛すぎる敗北…

7月4日に行われた都議選を総括すれば、「自公で過半数を獲れず」「都民ファーストの会は第2党に転落」「大きな風を吹かす時代の寵児の不在」ということになるだろう。そしてその結果にもっとも衝撃を受けたのは、他ならない自民党ではないだろうか。

4年前の都議選では、小池ブームに押されて史上最低の23議席と辛酸を舐めた自民党だが、今回は今年10月に任期満了を迎える衆議院総選挙を見越して、都議選で公明党と連携。国政での与党の安定もあいまって、「自民党の獲得議席は50議席を超える」との予測も多かった。

こうした楽勝ムードに不覚して油断が生じたのかもしれない。実際に自民党は、現有議席25からわずか8議席増の33議席に甘んじた。投開票当日である7月4日には「良くて40台後半。40台前半の可能性も」と悲観的に囁かれた。毎日新聞の最終集計も「自民党38」と“信じられない数”をはじき出したが、現実にはそれさえも下回った。

自民党は手痛い敗北を喫した…[Photo by gettyimages]

具体的には、当初は「優勢」とされた豊島区や、青梅市、昭島市、小金井市、武蔵野市、千代田区といった本来なら自民党が強いと思われていた1人区で議席を落としたことが目立っている。

そればかりではない。自民党が選挙戦最終日の7月3日、“秘密兵器”である小泉進次郎環境大臣を豊島区や中野区に投入したことは痛恨のミスだった。「勝つ選挙しか入らない」とされた進次郎氏をこれら選挙区に投入した以上、自民党は「勝利の念押し」のつもりだったに違いない。にもかかわらず、これら選挙区の自民党候補は敗退した。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 都議選、自民党「大惨敗」のウラで、小池都知事がほくそ笑んでいる理由 - 現代ビジネス )
https://ift.tt/3hexmdq

No comments:

Post a Comment