菅義偉首相は1日、東京五輪・パラリンピックの観客受け入れに関し、新型コロナウイルスの感染再拡大を念頭に「無観客もあり得ると明言している」と改めて強調した。まん延防止等重点措置を11日までの期限で適用している10都道府県のうち、東京など首都圏4都県は延長が有力になっている。重点措置を延長した場合、観客上限を5千人に半減する案も政府内で浮上。大会組織委員会などは、6日に予定するチケットの再抽選に関し、結果発表延期の検討を始めた。
首相は、緊急事態宣言が出されれば「無観客も辞さない」とした6月21日の自身の発言に触れ「国民の安全安心を最優先にする中で対応していく」と官邸で記者団に語った。
11日に期限を迎える重点措置に関し、首相は来週中に決めると明言。首相周辺は「現状の感染状況で推移すれば、東京などの延長は不可避だ」との認識を示した。
ただ首相は、記者団に重点措置の延長判断と合わせて無観客を決めるかどうかを問われ、観客の在り方は5者協議で決めると指摘するのにとどめ、観客入りへのこだわりをにじませた。(共同)
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