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Friday, June 4, 2021

自宅療養中死亡の1人 札幌市が健康観察実施せず 遺族に陳謝|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

札幌市で自宅で療養していた感染者の死亡が相次いでいる問題で、市は4日、記者会見を開き、このうち1人について、症状の変化を調べる健康観察を感染の判明から6日後の亡くなる当日まで実施していなかったとして陳謝しました。

札幌市では新型コロナウイルスに感染して自宅で療養していた人が死亡するケースが相次いでいて、先月以降、これまでに6人の死亡が確認されています。
これについて札幌市は4日、このうち1人について、症状の変化を調べる健康観察を、感染の判明から6日後の亡くなる当日まで実施していなかったことを明らかにしました。
市によりますと、家族から「健康観察の電話が1度も掛かってきていない」と連絡があったことから、その日のうちに家族への聞き取りを通じて健康観察を行いましたが、直後に自宅で容体が急変し、死亡したということです。
この感染者は健康観察の対象者をまとめたリストには記載されていたものの、本来、複数の職員で行う確認作業が徹底されず、実施されないままになっていたということです。
また、市は、このほかの自宅で療養中の感染者についても同様のケースがないか調査を進めていて、これまでに実施していなかった感染者が2人いたということです。
2人はいずれもすでに回復しているということです。
札幌市保健所の粟崎寿也健康安全担当局長は記者会見で、「決して起きてはならないことで重く受け止めている。ご遺族に深くおわび申し上げます」と述べ、陳謝しました。
市は、複数の職員での確認を徹底し、再発防止に努めたいとしています。

一方、新型コロナウイルスへの感染が疑われ、保健所からの検査結果の連絡を自宅で待っていた70代の女性が、陽性だったと連絡を受ける前に、自宅で死亡しているのが見つかりました。
市は、「対応に問題はなかった」としています。
自宅で死亡しているのが見つかったのは、市内に住む70代の女性です。
札幌市によりますと、女性は、先月26日にPCR検査を受けてその日の夜に感染が確認されました。
このため、保健所が感染について、翌27日の朝から夕方にかけて、電話で何度も連絡をしようとしましたが、つながらず、女性の自宅を訪れるとすでに亡くなっているのが見つかったということです。
札幌市は、女性は26日の検査実施後から翌日にかけて、容体が急変して死亡したとみて、「対応に問題はなかった」としていますが、女性の検査実施時の症状の重さや基礎疾患の有無については把握していなかったとしています。

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