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Thursday, April 29, 2021

「紀州のドン・ファン」2人の夕食狙い覚醒剤混入か 逮捕の元妻 - 産経ニュース

送検のため、和歌山県警田辺署を出る須藤早貴容疑者=29日午前11時、和歌山県田辺市(彦野公太朗撮影)
送検のため、和歌山県警田辺署を出る須藤早貴容疑者=29日午前11時、和歌山県田辺市(彦野公太朗撮影)

 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=に覚醒剤を摂取させて殺害したとして、殺人と覚醒剤取締法違反の容疑で野崎さんの妻だった須藤早貴(さき)容疑者(25)が逮捕された事件で、須藤容疑者が、野崎さん死亡当日の夕食に覚醒剤を混入した疑いがあることが29日、捜査関係者への取材で分かった。

 当日は野崎さん宅に家政婦もいたが、夕食時には野崎さんと須藤容疑者の2人だけになっており、和歌山県警は須藤容疑者がこのタイミングを狙った可能性があるとみて、詳しい殺害方法などを調べている。

 県警は29日、両容疑で須藤容疑者を送検した。須藤容疑者が乗った捜査車両は雨が降る中、午前11時ごろに留置先の県警田辺署を出発。後部座席で両側を捜査員に挟まれた須藤容疑者はマスクをつけ、うつむいていた。

 県警によると、野崎さんの死亡推定時刻は平成30年5月24日午後9時ごろ。この日、野崎さん宅には家政婦もいたが、夕食の鍋料理を準備して外出。野崎さんと須藤容疑者は2人で夕食をとったとみられる。

 同日午後10時半ごろ、須藤容疑者と帰宅した家政婦が、自宅2階の寝室のソファであおむけに倒れている野崎さんを発見。119番通報したが、間もなく死亡が確認された。

 胃の内容物から覚醒剤成分が検出されたほか、遺体に注射痕などがなかったことから、県警は野崎さんが口から覚醒剤を摂取させられたと判断。須藤容疑者が覚醒剤を準備し、2人きりのときに料理などに混入した疑いが強いとみている。

 須藤容疑者の送検容疑は同日、野崎さんの口から致死量を超える覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒で死亡させたとしている。県警は須藤容疑者の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、任意の事情聴取に対して関与を否定していたという。

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