参院の広島再選挙と長野補選、衆院北海道2区補選、名古屋市長選が25日夜、それぞれ開票されます。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言も同日から、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県で適用されました。コロナ対応や「政治とカネ」の問題などをめぐり、有権者はどう判断するのか。タイムラインで速報します。
20:50
当選確実の立憲・羽田氏、無党派層の6割獲得
19年参院選の再戦ともいえる長野選挙区は、立憲の羽田次郎氏が立憲支持層の9割、無党派層の6割をまとめ、自民支持層からも2割弱を得て当選を確実にした。
19年参院選は、今回とほぼ同じ構図で兄の雄一郎氏が得票率55・13%を挙げており、補選でも「羽田ブランド」を守った形だ。
自民の小松裕氏には自民支持層の8割が投票した。公明支持層からも8割の支持を得たが、無党派層からは3割にとどまった。
投票の際に重視した項目は「新型コロナ対策」40%が最多で、投票先は羽田氏と小松氏とにほぼ半々に分かれた。
20:10 長野市
長野の自民・小松氏「本当に申し訳ない」
新型コロナウイルスに感染した羽田雄一郎参院議員の急逝に伴う参院長野選挙区の補欠選挙は、雄一郎氏の実弟で、立憲新顔の羽田次郎氏(51)=共産、国民、社民推薦=の初当選が確実になった。
対立候補の自民新顔、小松裕氏(59)=公明推薦=は25日午後8時10分ごろ、長野市内のホテルで「このような結果になり、本当に申し訳ない。結果が全て。与党の長野県の議席を取り戻すことが出来なかった責任は全て私にある」と沈痛な表情で語った。
参院長野選挙区では、今回で、野党統一候補が自民候補に3連勝となった。
20:10
立憲・羽田氏が当選確実 参院長野補選
新型コロナウイルスに感染した羽田雄一郎参院議員の急逝に伴う参院長野選挙区の補欠選挙は、雄一郎氏の実弟で、立憲新顔の羽田次郎氏(51)=共産、国民、社民推薦=の初当選が確実になった。
次郎氏は25日午後8時すぎ、長野市内のホテルで集まった約100人の支持者らに対し、「新型コロナで家族を失った人の思いは実感している。国民の代弁者として、新型コロナの終息のために仕事をやり遂げる」と抱負を語った。支援者らは、雄一郎氏の死去に配慮して万歳を控え、拍手で当選を祝った。
東郷隆記者
河井夫妻事件で揺れた足元 担当記者はこう見た
買収事件の疑惑発覚時から広島で取材を続ける中で、数々の「異変」を目の当たりにした。
「選挙だと忘れるくらい何もせんかった」。選挙戦終盤、河井克行被告から50万円を受け取った自民県連の広島市議は私に言った。克行氏と案里氏から現金を受け取ったとされる現職政治家は40人。うち24人が県連に所属する。自民は「イメージが悪い」として支援を求めず、地方議員をフル回転して集票する従来の組織戦は展開できなかった。
その自民は再選挙で「信頼回復」「クリーン選挙」を掲げた。しかし、長年の支持者からも冷ややかな目線が向けられた。
2019年の参院選で、党本部は河井夫妻側に1億5千万円の資金を渡した。買収の原資との疑念もあるが、党本部は正面から向き合っていない。自民党員歴40年という70代の男性は自民候補の街頭演説を聴いて、「事件の総括もなく信じてほしいなんてどだい無理な話だ」と切り捨て、初めて野党候補に入れた。
被買収側には、私たちの当初の取材に虚偽説明をして受領を否定した政治家も少なくない。そうした議員の地元を歩くと「政治家の言葉は信じられない」という声は珍しくなかった。
秋までには衆院選があるが、事件の余波が収まる気配はない。ある自民県議は現状の逆風を、県内全7小選挙区のうち六つで議席を落とした09年衆院選と重ねる。「『保守王国』のもろさを実感し、支持基盤固めを強化した。でもいつしかおごりが出た。本気で反省しないと支持回復はできない」(東郷隆)
拡大する2019年の参院選で、菅義偉首相は官房長官として河井案里氏の応援に入った=広島県福山市
20:16 札幌市北区
当選確実の松木氏「生活が1ミリでも向上するように」
衆院北海道2区(札幌市北区の大部分と東区)の補欠選挙では、立憲民主公認で国民民主と社民、共産道委員会が推薦した野党統一候補の前職・松木謙公氏(62)の当選が確実に。午後8時過ぎ、札幌市北区の党事務所に「当選確実」の一報が伝えられ、その後会場入りした松木氏が党関係者や支持者とともに勝利を祝った。松木氏は「みなさん一緒に戦っていただき、ありがとうございました。おかげさまでよい結果を出すことができました。これから国民の皆さん、北海道の皆さんために、生活が1ミリでも向上するようにがんばっていきたい」と意気込みを語った。
補選は自民に所属していた吉川貴盛・前農林水産相が現金供与疑惑の発覚後に議員辞職したことに伴うもの。自民は候補擁立を見送って「不戦敗」となっていた。
補選には道内の小選挙区では過去最多に並ぶ6人が立候補。松木氏のほか、日本維新の会や保守系無所属の新顔らも立候補したが、松木氏が選挙戦を終始リードした。
拡大する当選を決め、万歳する松木謙公氏(中央)=2021年4月25日午後8時13分、札幌市北区、日吉健吾撮影
20:00 広島市中区
西田氏陣営 自公の議員が続々
広島市内のホテルに設けられた自民新顔、西田英範氏の陣営の会場には、責任者を務める自民の宮沢洋一参院議員や、公明党の斉藤鉄夫副代表、両党の地方議員らが続々と入った。
テレビモニターで、参院長野選挙区と衆院北海道2区での野党系候補の当選確実が流れると、会場は静まり返り、支援者らは緊張した面持ちで画面を見つめていた。
拡大するホテルに設けられた会場で、ニュース速報を見守る自民新顔、西田英範氏の陣営=2021年4月25日午後8時5分、広島市中区、戸田和敬撮影
20:00 広島市中区
野党系・宮口氏陣営 「おー!」
野党系の諸派新顔、宮口治子氏の支援者らは広島市中区の会場で開票を見守っている。
午後8時過ぎ、会場のテレビが、宮口氏が投票所の出口調査でリードしているとの結果を伝えると、集まった約30人の支援者からは「おー!」という歓声と拍手が巻き起こった。
宮口氏は会場近くのホテルにおり、結果が判明次第、会場に駆けつける予定だという。
拡大する野党系の諸派新顔、宮口治子氏の支援者らは広島市中区の会場で開票を見守っている=2021年4月25日午後8時13分、比嘉展玖撮影
20:00
衆院北海道2区、松木氏が当選確実 立憲支持層の8割が投票
17年衆院選で得票率29%にとどまり、自民の吉川貴盛氏に敗れた立憲の松木謙公氏が、今回の補選では50%近い得票率を獲得しそうで、出口調査で当選を確実にした。
野党が候補者を一本化し、立…
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