2021年02月20日07時35分
菅義偉首相の長男による総務省幹部接待問題は、秋本芳徳情報流通行政局長ら2人が「更迭」される事態に発展した。政府・与党は、年度内成立を目指す2021年度予算案の審議に影響が出ないよう事態の沈静化に躍起となっているが、野党は長男が衛星放送事業に影響力を行使したとの疑念を深めている。
武田総務相、幹部2人を更迭 菅首相長男は「利害関係者」―接待問題で局長認める
「これまでの説明と大きく食い違う。留任したままでは(予算案などの)審議がどうなるか懸念していた」。自民党の世耕弘成参院幹事長は19日の記者会見で、更迭はやむを得ないとの認識を示した。
官僚の国会答弁は局長クラスが担うが、22日に開かれる衆院予算委員会の集中審議には、与党が次官級を理由に拒んできた谷脇康彦、吉田真人両総務審議官が出席する。自民党幹部は官房付となる秋本氏らの出席も容認。「これで区切りを付ける」と強調した。中堅は「予算案の審議を止めるわけにはいかない」と語った。
ただ、一連の判断が事態収拾につながるかは不透明だ。首相が内閣広報官に起用した山田真貴子氏も情報流通行政局長経験者。加藤勝信官房長官は記者会見で、山田氏と長男の会食の有無について「総務省で確認が行われている」と述べるにとどめた。
野党は、秋本氏が長男との会食で衛星放送事業が話題になったと認めたことを受け、長男の関与に照準を移す。立憲民主党の山岡達丸氏は19日の衆院予算委で、長男が接待を受けることを禁じられた利害関係者に当たるか繰り返し追及。秋本氏は「(同省の)調査を受ける立場だから控えたい」などとかわし続けたが、最終的に「利害関係者と認識している」と認めた。
立憲の辻元清美副代表は記者団に、更迭を「トカゲのしっぽ切り」と批判し、「これで終わりというわけにはいかない」と指摘。与党が予算案の年度内成立が確定する3月2日までの衆院通過を目指していることを踏まえ、立憲幹部は「長男を呼ばないと日程に責任を持てない」と徹底追及の構えだ。 ![]()
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