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Monday, February 8, 2021

接待疑惑、政府は説明に後ろ向き 立憲「追及路線」顔のぞかせ - 時事通信ニュース

2021年02月09日07時13分

 菅義偉首相の長男が総務省幹部に法律への抵触が疑われる接待を重ねたとされる問題をめぐり、説明を尽くそうとしない政府の後ろ向きの姿勢が鮮明になっている。8日の衆院予算委員会では、反発する立憲民主党などが一斉に退席。審議が一時中断する事態に発展した。

接待問題、局長答弁で紛糾 首相長男と会食「年1回」―衆院予算委

 「何を逃げているんだ」「国会がばかにされている」。立憲の山井和則氏が質問していた時のことだ。接待問題で事実関係を問われた総務省幹部が判で押したように「個別の内容は答弁を差し控える」と繰り返すと、野党席から上がった怒声で場内は騒然となった。
 答弁に立ったのは、接待を受けたと報道された総務省幹部の一人である秋本芳徳情報流通行政局長。4日の審議の時点では飲食費やタクシーチケット代を首相の長男側に負担してもらったと説明していたが、その後に一転して口を閉ざした。
 政府側には、総務省や長男の勤務する衛星放送関連会社の調査を「盾」に具体的な答弁を避け、当面の国会審議をしのぎたいとの思惑も透ける。首相も「事実関係を確認した上で、ルールにのっとって対応してもらいたい」と語るだけだった。
 立憲などが審議に復帰して委員会が再開したのは約1時間20分後。大幅な時間の浪費の末、再び答弁を求められた秋本氏はようやく「1年に1回程度会食の機会を持った」と口にした。
 立憲は、今国会への対応方針として批判一辺倒でなく、新型コロナウイルス対策に関する提案路線に軸足を置いている。ただ、接待疑惑や東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の失言など問題が相次ぎ、従来の「追及型」が顔をのぞかせた形だ。立憲幹部は「次から次へといろいろ起きる」と語った。

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