東京電力は14日、福島、宮城両県で13日夜に起きた地震の揺れで、福島第1原発5、6号機の各原子炉建屋の上部にある使用済み核燃料プールなどから水の一部があふれ出たと明らかにした。建屋外への流出は確認されておらず、外部への影響はないという。第1原発が立地する福島県大熊町と双葉町では震度6弱を観測した。
東電によると、あふれた水が見つかったのは原子炉建屋最上階の5階で、プールからの核燃料取り出し作業などが行われるフロア。5、6号機でそれぞれ4カ所ずつ水たまりがあった。
ほかにも、各原子炉建屋から移した、使用済み核燃料を保管する共用プール建屋でも水があふれたのが確認された。福島第2原発(富岡町、楢葉町)の1号機にある使用済み核燃料プールでも微量の水があふれた。
5、6号機は2011年の東日本大震災時、非常用電源からの電力供給で冷却機能が維持され、過酷事故を免れた。1~4号機では、電力供給が途絶えて、核燃料が溶け落ちる炉心溶融(メルトダウン)や原子炉建屋の水素爆発が起きた。5、6号機は14年1月に廃炉となった。〔共同〕
からの記事と詳細 ( 福島第1原発5、6号機 燃料プールから水あふれる - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/2ZsqDTD
No comments:
Post a Comment