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Wednesday, July 29, 2020

京都「安楽死」事件、主治医が初の報道対応「NHK番組観て」死への思い傾斜(京都新聞) - Yahoo!ニュース

 神経難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性に対する嘱託殺人容疑で医師2人が逮捕された事件で、亡くなった京都市中京区の林優里さん=当時(51)=の男性主治医が29日までに、京都新聞社の取材に応じた。栄養摂取の中止による安楽死を求めることがあったと明かす一方、「彼女は少しでも長く良い状態で生きたいと、最後まで治療法の情報を集めていた」と、生と死を見つめ続けた姿を語った。 【グラフ】積極的安楽死4要件とは

 主治医はヘルパーやケアマネジャー、薬剤師、理学療法士ら約30人と支援チームを結成、約7年間の在宅療養を支えた。チームは林さんと話し合いを重ね、最適なケアの在り方について模索。ベッドのそばでクラシック音楽を生演奏したり、動物好きの林さんのために猫や犬を連れてきたりしたといい、「彼女が生きるためにできることは何か、歯車を合わせる作業をずっと繰り返してきた」と振り返る。  海外生活も長く、活発な性格だったという林さんの心境を「ほとんど弱みは見せなかったけど、以前のように行動したい、どうしてできないのかという複雑な思いがあった」と察する。それでも林さん自身、治療に前向きな姿勢を見せていた。インターネットを使って最新の薬などを調べ、主治医に相談を持ち掛けることもあったといい、「生きるために色んな努力をしていた」と強調する。  「テニスも大好きだった。錦織圭のファンで、ウィンブルドンを夜中に見て。洋服も好きで、きれいなパジャマを着ていたし。笑顔がすごくチャーミングで、ヘルパーさんたちも癒やされました」

NHKスペシャル「安楽死」機に

 一方で、「病状が進めば進むほど、死を思う時間は増えていったのだろう」と打ち明ける。胃ろうからの栄養摂取をやめて安楽死したいと訴えられたことがあったが、日本では安楽死が法的に認められないことなどを伝え、思いとどまるよう説得したという。  中でも、スイスでの安楽死をテーマにした昨年6月放送のNHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」を観て、死の選択への思いを強めていったという。「NHK報道、国によってはそれができるということ、日本人として参加できるかもしれないという思いは強くお持ちでした。難病、とりわけALS患者は生と死を思うのが日常だと思う。彼女は死についても、自分で決めたいという意思が強い人だった」と話す。

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July 29, 2020 at 03:10PM
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