任期満了に伴う東京都知事選は4日、選挙戦最終日を迎えた。各候補者は新型コロナウイルス感染者数が3日連続の百人超えになったことに危機感を示し、最後の訴えもコロナ対策に多くが割かれた。投票は5日午前7時~午後8時。即日開票され、次期4年を担う首都のトップが決まる。
立候補しているのは、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、自民党と公明党の実質支援を受ける現職の小池百合子氏(67)、立憲民主党と共産党、社民党が支援する元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)、日本維新の会推薦の元熊本県副知事小野泰輔氏(46)、NHKから国民を守る党推薦で諸派の同党党首立花孝志氏(52)ら。立候補者は前回2016年の21人を上回り過去最多の22人。
都選挙管理委員会によると、告示翌日から投開票2日前(3日)までの期日前投票者数は137万8422人で、前回比1.05倍。6月17日時点の選挙人名簿登録者数に占める割合は12.02%。都選管は、コロナ対策で混雑を避けるために早めの投票を呼び掛けていたが、前回とほぼ横ばいとなっている。
前回の投票率は現職の舛添要一氏の辞職に伴う有力新人の争いだったこともあって、平成(1989年)以降で2番目に高い59.73%だった。
◆街頭で、動画で…主な候補者さまざまな選挙戦最終日
新型コロナで仕事や家を失った人、収入が減った中小企業などに触れ、「私が都知事になれば、みなさんの生活を底上げすることができる」と力を込めた。
コロナ対応の公務優先を掲げ、街頭演説を控えてきた小池氏は午後、西村康稔経済再生担当相と面会。夜の繁華街の感染拡大防止策を協議した。面会後、この日の感染者数が131人に上ったことを厳しい表情で説明。「コロナと闘っていくというのが都民に対する1番の責務」と述べた。午後8時には「世界で1番感染症に強い東京にする」との動画を配信した。
宇都宮氏は感染防止を優先し、大規模な最後の街頭演説を中止。午後1時、JR錦糸町駅前では小池氏のコロナ対策を「言葉では要警戒というが、具体的な措置は全くやっていない」と批判し、8割近くをコロナ対策に費やした。最後は司会の「グータッチ」の声で握りこぶしを車上で突き出した。夕方からは支持者との対談や、応援弁士なしの演説をネット中継した。
小野氏は午後3時、JR秋葉原駅前で、小池氏のコロナ対策を「第1波の抑え込みができず、そのツケを都民の貯金(財政調整基金)で払った。1兆円のうち95%をばらまいてしまった」と批判。「私が知事ならピンポイントの対策をやっていく。感染者が出た店に直接行き、必要なら営業自粛要請も、補償もする」と、コロナ対策に演説の半分近くを費やした。
午前中に「最後の訴え」と題した動画を投稿した立花氏は「北海道の(リゾート地)ニセコに来ています」と、Tシャツ姿で自撮り。コロナの現状について3分の1を割き「感染者数は検査数が増えただけ。入院者数や死者数がポイント」としつつ、「経済指数とコロナの指数を総合的に判断して自粛要請をすることがこれからは必要」などと訴えた。
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