WHOのテドロス事務局長は米国に対ウイルスでの共闘を呼びかけた=ロイター
【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日に記者会見し、トランプ米大統領がWHOへの資金供出を停止すると表明したことについて「遺憾だ」と述べた。WHOの活動への影響は「検証する」とした上で、他の加盟国などと協力し米国分のお金を補う方針を示した。
米国はWHOの2018~19年の2年間の予算で約8億9000万ドル(955億円)を拠出した。全体の16%程度を占め、最大の資金の出し手となっている。米国の協力がなくなれば、医療物資の支援などWHOの活動は縮小を余儀なくされる可能性がある。
テドロス氏は「我々が分断すれば、ウイルスにつけいる隙を与える」と述べ、感染拡大への懸念を示した。長年、WHOと米国は良い関係を築いてきたと強調し、「今後もそうであることを願う」として、新型コロナと闘うために団結を訴えた。直接的に米国を批判するのは避けた。
米国はWHOを「中国寄り」と批判し、人から人への感染の可能性があると指摘した台湾からの情報を調査しなかったと指摘している。これに対し、WHOの緊急事態対応の責任者、マイク・ライアン氏は「人から人への感染の可能性について明確に認識していた」などと反論し、各国政府や専門家に状況を伝達していたと述べた。
テドロス氏は、WHOの新型コロナへの対応は、いずれ加盟国と独立機関によって検証されることになると説明した。「間違いなく改善すべき点は出てくるし、私たち全員が学ぶべき教訓があるだろう」と話した。一方で、今は評価をする時期ではなく、団結してウイルスを阻止し、命を救うことに全力を注ぐべきだと訴えた。
会見の冒頭、テドロス氏は人種や宗教などに関係なく、すべての人々が可能な限り最高水準の健康を享受することは、基本的権利の一つというWHOの理念を紹介した。
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April 15, 2020 at 11:50AM
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米国の資金拠出停止「遺憾」 WHO事務局長、団結訴え - 日本経済新聞
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