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Wednesday, April 8, 2020

岐阜のクラスター、入居ビルのエレベーター利用者も感染か - 読売新聞

 岐阜市・柳ヶ瀬のナイトクラブ「シャルム」で発生した新型コロナウイルスの「クラスター(感染集団)」拡大が止まらない。関係する可能性がある感染者は、8日夕時点で計34人に上る。更なる増加も懸念されるが、店舗利用者の特定などが容易に進まず、調査は難航している。(茶山瞭、野村順)

 7日夜、岐阜県と岐阜市は、1日で計10人の感染が新たに確認されたと明らかにした。このうち同クラブの客や従業員など関係者は計8人。8日午前、金沢市の「岡部病院」も、同クラブを先月26日に利用した同院の医師1人を含む計4人の医師・患者が感染したと発表した。医師が店で感染後、院内感染が起きた疑いがある。

 クラスター認知の発端となったのは、先月31日に判明した岐阜市に住む40歳代男性の感染だ。男性は店を先月25日に利用し、1~2日には、共に利用した客や店の従業員に次々と陽性反応が出た。

 岐阜市は3日、クラスターが発生したと判断。5日には新たに従業員7人の感染が判明し、柴橋正直市長はこの日夜の記者会見で、「強烈な危機感を覚える。長期戦になる」との認識を示した。翌6日には、感染者の行動履歴を調べる対策チームが設置された。

 今後、懸念されるのが更なるクラスターの確認だ。

 シャルムが入居するビルには、エレベーターがある。感染者と同乗した際の飛沫ひまつ感染や、間接的な接触による感染のリスクを排除できない。ウイルスが付着したエレベーターのボタンを触った手で口や目の粘膜に触れ、感染する可能性もある。

 実際に、こうした懸念を裏付ける事例も確認されている。先月25日に同じビルの別の飲食店を利用した瑞穂市の60歳代男性が感染したことが5日明らかになり、7日には、男性と店を訪れた2人の感染も新たに判明。岐阜市は、シャルムとの関連を視野にこの店の調査も行う方針だ。

 ただ、岐阜市の調査は難航している。岐阜県内で他にクラスターが発生した可児市のスポーツジム・合唱団の事例では、追跡調査で関係者延べ計300人以上を全員特定した上で、症状の有無にかかわらず、PCR検査を進めた。計18人の感染が判明し、県は一応の収束をみたと判断している。

 これに対し、岐阜市のシャルムの場合、ナイトクラブの特性上、そもそも利用者の特定が難しい。従業員の検査に時間がかかっただけでなく、協力に難色を示す客もおり、追跡調査が困難となっているという。

 岐阜市保健所の稲川哲也副所長は「発生源が確定できず、どのように波及しているのか、なかなかつかみにくい」と説明する。

 市は先月15日以降にシャルムを利用するなどして心配な人がいれば、相談するよう呼びかけている。連絡先は、岐阜市の帰国者・接触者相談センター(058・252・7191)。

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April 08, 2020 at 04:59PM
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