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Saturday, April 6, 2024

太魯閣渓谷沿いで岩の下敷きになった3遺体、台湾地震の死者13人に…孤立398人 - 読売新聞オンライン

 【花蓮(台湾東部)=園田将嗣】台湾東部・花蓮沖を震源とする地震は6日、生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」が過ぎた。震度6強を観測した花蓮では、消防や軍の捜索救助活動で3人の遺体が見つかり、地震による死者は13人となった。負傷者は1147人で、オーストラリアの旅券を持つ外国人2人を含む6人が行方不明となっている。

 消防当局によると、有名観光地の 太魯閣タロコ 渓谷沿いの歩道で崖が崩落した現場で5日から6日にかけ、岩の下敷きとなった3人の遺体が発見された。近くには他に3人が埋もれているとみられる。余震が相次ぎ、現場に向かう道路状況も悪いため、捜索救助活動は難航している。

 渓谷沿いにあるホテルなどには、6日夕時点で398人が取り残されている。寸断されていた渓谷から西側につながる道路で小型車の通行が可能となり、孤立した状態の解消が期待されている。6日夜には、無人機(ドローン)を扱うトルコの捜索隊が花蓮に到着する予定で、捜索救助活動に加わる予定。

 衛生当局によると、花蓮や北部の新北市などで被災した404人が避難所に身を寄せている。

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