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【キーウ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、軍トップのザルジニー総司令官を解任すると発表した。ロシアによる侵攻下、国民の間で人気が高まるザルジニー氏と、ゼレンスキー氏の対立が表面化。1月29日にゼレンスキー氏が辞表提出を迫り、ザルジニー氏はいったん拒否したと伝えられていた。
ウクライナ軍トップ解任方針か ゼレンスキー氏、人事調整と報道
後任には、軍ナンバー2のシルスキー陸軍司令官を充てる。昨年6月からの反転攻勢が成果に乏しく、戦況が「行き詰まった」(ザルジニー氏)と指摘される中、領土奪還に向けた形勢立て直しが課題となる。
発表によれば、ゼレンスキー氏は2月8日に改めてザルジニー氏と会談。解任の意向を伝えるとともに「(侵攻から)ウクライナを2年間守った」と謝意を示した。その上で「チームの一員」として、今後も協力するよう要請した。SNSには両氏が笑顔で握手する写真を載せた。
解任方針は、内外メディアで連日のように報じられ既定路線と受け止められていた。しかし、ゼレンスキー氏は、国民が「政争」と受け止め、動揺が広がることを警戒しているとみられる。同氏は、今回の人事について「刷新」という言葉を繰り返し、ロシアの侵略に立ち向かうことが目的だとアピールした。
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