DNA型鑑定の結果などから、「内田洋(うちだ・ひろし)」を名乗る男性が桐島聡容疑者(70)である公算が大きくなった。桐島容疑者の所属した東アジア反日武装戦線が1974年に発行した地下出版物「腹腹(はらはら)時計」は「ゲリラ兵士」の心得をこう説いた。
「表面上は、極く普通の生活人であることに徹すること」「近所付き合いは、浅く、狭くが原則である。最低限、隣人との挨拶は不可欠である」
しかし桐島容疑者とみられる男性は最後に暮らした神奈川県藤沢市で、その「素顔」をわずかにのぞかせていた。
JR藤沢駅近くのミュージックバーの男性オーナー(66)によると、桐島容疑者とみられる男性は約20年前から、月1回ほどのペースで店に通っていた。ジーンズやトレーナーなどラフな格好で、顔を隠す様子もなかった。いつも一人で訪れ、ビール2、3杯を飲んで1時間ほど過ごした。店では「うっちー」の愛称で呼ばれた。
70年代の海外のロック音楽が好きで、カウンターで隣り合った客と音楽談議を交わすこともあった。店内で生バンドが演奏する時には「イエイ、イエイ」と歓声を送った。身の上について多くを語らなかったが、恋愛について話題が及んだ際、店のスタッフに「自分は(相手を)幸せにできるタイプではないから」と話したこともあったという。
オーナーは10年以上前に一度、「音楽のビデオテープをあげる」と誘われ、自宅…
からの記事と詳細 ( 「幸せにできない」 桐島聡容疑者を名乗る男性が近所で見せた素顔 - 毎日新聞 )
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