トランプ前米大統領が2020年大統領選を妨害した罪で起訴された事件で、ワシントンの連邦地裁は、３月４日に予定されていた初公判を延期することを決定した。新たな日程は、大統領には免責特権が適用されるというトランプ氏の主張を連邦高裁が認めるかどうかにかかっている。
ワシントンの連邦地裁のタニヤ・チャトカン判事は２日、この事件の初公判の日程を取り消した。この裁判はトランプ氏が直面している四つの刑事事件のうちの一つ。
トランプ氏は、21年１月６日の連邦議会議事堂襲撃につながった20年大統領選の結果を覆えそうとする取り組みについて、大統領在任中に行った行為については訴追を免れると主張していたが、チャトカン判事はこれを退けていた。連邦高裁は現在、この判断について審理しているが、まだ判決は下していない。
トランプ氏の弁護士、トッド・ブランシェ氏はコメントを控えた。
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原題： Trump Election-Obstruction Trial Date in DC Scrapped for Now (1)（抜粋）
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