2023年12月12日11時57分
国会会期末を13日に控え、衆院は12日午後の本会議で、松野博一官房長官に対する不信任決議案を採決する。自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑について松野氏が説明責任を果たしていないとして、立憲民主党が提出した。与党などの反対多数で否決される見通しだ。
松野官房長官、自民・安倍派の裏金疑惑「適切に対応」 所属閣僚、辞任を否定
松野氏の不信任案は日本維新の会、共産、国民民主の各党が賛成する方針。松野氏は記者会見で「決議案についての対応は国会でお決めいただくものだ」と述べるにとどめた。自民の茂木敏充幹事長は党役員連絡会で「粛々と否決する」と表明。立民の安住淳国対委員長は記者団に「国民の声だ。与党にもぜひ賛成してほしい」とけん制した。
立民は世論の動向もにらみ、岸田内閣不信任決議案を提出するかどうか検討している。安住氏は「尻込みはしていない。とても信任できる状態ではない」と述べつつ、慎重に最終判断する考えを示した。維新の藤田文武幹事長は記者団に、立民は内閣不信任案を出すべきだと主張。「今回は賛成する。その上で衆院解散すべきだ」と語った。
国民は、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除を目指し自民、公明両党と協議しているが、玉木雄一郎代表は会見で「官房長官には職を退いていただくことが国益にかなう」と指摘した。
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