日本大学アメリカンフットボール部員の違法薬物事件で、日大が30日午後にも、大学の対応を検証・調査してきた第三者委員会の報告書を文部科学省に提出することがわかった。第三者委は31日に記者会見を開き、調査結果を公表する方針。日大は文科省に、10月中に報告書を提出すると伝えていた。
複数の関係者が明らかにした。第三者委は30日午前、日大の臨時理事会に調査結果を報告。日大はその後、文科省に報告書を提出する。
林真理子理事長は30日朝、都内の自宅前で、報道陣の問いかけに答えず無言で迎えの車に乗り込んだ。
文科省は、警視庁が寮を再捜索した8月22日、日大に対し、事件への対応について調査し、報告するよう求めていた。〈1〉昨年10月、保護者から寄せられた大麻使用の情報提供をアメフト部内にとどめた理由〈2〉今年7月に部の寮で発見された、大麻と疑われる植物片の取り扱いに対する意思決定過程と、林理事長への報告や警視庁への連絡が遅れた理由〈3〉薬物使用の実態が十分に解明されていない状態で、8月10日にアメフト部の無期限活動停止処分を解除した時の検討内容――などについて検証を求めている。
日大は8月24日、弁護士3人による第三者委を設置。9月1日にアメフト部を再度、無期限活動停止とした。警視庁は8月5日と10月16日、それぞれ部員1人を逮捕している。
国からの経常費補助金(私学助成金)の交付を決める日本私立学校振興・共済事業団は23日、「第三者委の報告書を待たずとも、ガバナンス(組織統治)が機能していないのは明らかだ」として、日大に対して3年連続となる全額不交付を決定していた。
からの記事と詳細 ( 日大の違法薬物巡る報告書、きょう午後にも文科省に提出…第三者委はあす会見 - 読売新聞オンライン )
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