ウクライナ空軍などによると、ロシア軍は23日未明、ウクライナ南部ザポリージャ州やオデーサ州を自爆型の無人機で攻撃し、同州の穀物保管施設が炎上した。ロシアの首都モスクワ中心部にも23日未明、無人機攻撃があった。ロシアによるウクライナ侵略は、24日で開始から1年半となる。両軍の無人機攻撃の応酬が激しさを増している。
ウクライナ軍は、露軍が無人機最大20機を発射し、11機を撃墜したとしている。エジプトとルーマニア向けの穀物約1万3000トンが被害を受けたという。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日の記者会見で、露軍が侵略開始以降にウクライナを攻撃したミサイルは約6500発、無人機は約3500機だったとし、「大半は民間施設を狙ったものだった」と非難した。
一方、露国防省によると23日のモスクワ方面への攻撃では無人機3機が発射され、1機が中心部のビジネス街「モスクワ・シティ」にある建設中の建物に衝突した。ウクライナと国境を接する露西部ベルゴロド州知事は23日、ウクライナが無人機から爆弾を投下し、3人が死亡したと主張した。
露大統領府は23日、プーチン大統領が、占領した東・南部4州のうち2州の露側トップと会談し、支援を継続する姿勢を強調したと発表した。撤退に応じる意思がないことを示すものだ。
ウクライナ政府は23日、ロシアが2014年に併合した南部クリミアの解放を目指して21年に創設した多国間の外交枠組み「クリミア・プラットフォーム」の首脳会議を開いた。首脳会議の開催は3回目となる。
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