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Friday, July 14, 2023

時速120キロの水、発射前の「スタンバイ」操作で噴出か…韓国発祥の大型音楽フェス中止に - 読売新聞オンライン

 14日午前11時10分頃、大阪市此花区の人工島・ 舞洲まいしま の「舞洲スポーツアイランド」で、音楽イベントのリハーサル中、装置から噴き出した水が、近くで点検作業をしていた埼玉県東松山市の自営業八代達司さん(40)の顔を直撃した。八代さんは搬送先の病院で死亡し、大阪府警此花署は、業務上過失致死容疑で水が噴出した経緯や安全管理態勢を調べる。

 同署などによると、八代さんが倒れているのに気付いたスタッフが119番。死因は顔面負傷による脳挫傷だった。

 装置は、イベントなどで観客席に水を降り注ぐために作られたもので、「ウォーターキャノン」(長さ約1・6メートル、口径約7・5センチ)と呼ばれる。韓国からこの音楽イベントのために持ち込まれ、会場のステージ近くに40本を設置していた。水は時速約120キロで噴出されるという。

 作動させるには「主電源」「スタンバイ」「発射」の順に3回操作する仕組み。担当するスタッフは、主電源とスタンバイを操作した後、複数の筒が作動し、水が噴出したと説明しているといい、同署は水が噴き出した経緯を調べる。

 イベントは、15、16日に開催予定だった韓国発祥の大型音楽フェスティバル「WATERBOMB(ウォーターボム)JAPAN2023大阪公演」。

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