Pages

Thursday, January 12, 2023

東京都が0~2歳の第2子保育料を無償化、全世帯対象…新年度予算案に関連経費200億円 - 読売新聞オンライン

 東京都は、子育て支援策として新年度から、都内在住の全世帯を対象に0~2歳の第2子の保育料を無償化する方針を固めた。第2子の保育料は国の助成制度もあるが、年齢や所得などの条件があるため、都の独自支援策と組み合わせて、2人目以降を産み育てやすい環境を整備する。

 第2子の保育料を巡っては、国は3~5歳を対象に全額助成する一方、0~2歳への助成は半額にとどまる。また、年収約360万円以上の世帯の場合、第1子も未就学で保育所などに通っていることが助成の条件で、支援から漏れる世帯が多かった。

 そこで都は2019年、第1子が就学していても、第2子の保育料を半額とする独自の助成を開始。さらなる支援策として新年度から、全額を助成することにした。世帯年収や第1子の年齢にかかわらず、第2子の保育料は一律無料となる。複数の都関係者によると、新年度当初予算案に関連経費約200億円を盛り込む見込みで、小池百合子知事が近く発表する。

 都の21年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子ども数の推計値)は1・08と5年連続で減少し、全国平均の1・30を大きく下回った。国立社会保障・人口問題研究所の21年の調査では、夫婦が理想とする子ども数は平均2・25人で、理想と現実が異なる理由として、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」を挙げる夫婦が最多だった。

 小池知事は今月4日、「都が(国に)先駆けて具体的な対策を充実させる」として、18歳以下の都民に1人あたり月5000円程度を給付する方針を表明している。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 東京都が0~2歳の第2子保育料を無償化、全世帯対象…新年度予算案に関連経費200億円 - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/NMOri0H

No comments:

Post a Comment