【英女王死去】皇室との交流深く エリザベス女王 両陛下、ご訪問計画もコロナで延期に - 産経ニュース

１９９８年５月、英国を訪問され、公式晩さん会でエリザベス女王（右）と記念写真に納まる天皇、皇后両陛下（現上皇ご夫妻）＝ロンドンのバッキンガム宮殿（共同）

英国王室のエリザベス女王と皇室との関係は深く、上皇さまは皇太子時代、エリザベス女王の戴冠(たいかん)式で初めて英国を訪問して以降、上皇后さまとともに長年にわたり交流を重ねられてきた。天皇、皇后両陛下は令和２年、代替わり後初めての海外訪問で英国を訪問し、女王と面会される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた。

上皇さまは昭和２８年、昭和天皇の名代として、エリザベス女王の戴冠式にご臨席。当時、英国では先の大戦での旧日本軍による英国人捕虜問題で厳しい反日感情が残っていたが、女王の歓迎を受け、親善を深められた。

「その陰には日英の友好の絆を強めたいと願う人々の努力があったことを忘れることはできません」。上皇さまは平成１０年、国賓として招かれた女王夫妻主催の宮中晩餐会で、当時をこう、回想されている。

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