【キーウ=梁田真樹子】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日、ウクライナ軍が反転攻勢で解放した東部ハルキウ州の要衝イジュームを訪問した。ハルキウ州では、露軍の支配が約半年間に及んだ地域もあり、戦争犯罪とみられる行為が次々と指摘されている。
ゼレンスキー氏は現地で兵士を激励している写真をSNSで公開した。地元メディアによると、ゼレンスキー氏は、露軍の撤退後に多数の民間人の殺害が発覚したキーウ近郊ブチャに触れながら「何の驚きもない。同じことが起きていた」と述べ、ロシアを非難した。
一方、ハルキウ州の警察幹部は13日、SNSを通じ、イジューム北方のバラクレヤで露軍が地元住民を拘束し、拷問したとみられる施設の存在を確認したと明らかにした。
露軍はバラクレヤで、建物の地下にウクライナ軍に協力したなどの疑いで地元住民を常時約40人拘束し、拷問を加えていたという。英BBCは、スマートフォンに軍服姿の兄弟の写真を保存していたため、約40日間拘束され、電気ショックなどの拷問を受けた男性の証言を伝えた。
からの記事と詳細 ( ロシア軍「拷問施設」で40日間拘束され電気ショック…ゼレンスキー氏は東部要衝を訪問 - 読売新聞オンライン )
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