ドリフト走行のイベントで車がブロックに衝突 観客2人重軽傷 滋賀 - 毎日新聞 - 毎日新聞

ドリフト走行中にスリップし、コンクリートブロックに衝突した乗用車。後部がひしゃげている＝滋賀県警提供

　24日午前10時過ぎ、滋賀県米原市甲津原のスキー場「グランスノー奥伊吹」で開かれていたドリフト走行のイベントで、試運転中だった乗用車がコース脇に設置されたコンクリートブロックに衝突した。ブロックが倒れ、観客2人が足の骨折などの重軽傷を負った。滋賀県警米原署は現場検証を実施し、当時の状況や安全対策について経緯を捜査している。

乗用車がドリフト走行中に衝突し、倒れた防護用のコンクリートブロック＝滋賀県米原市甲津原のスキー場「グランスノー奥伊吹」で2022年9月24日午後3時22分、飯塚りりん撮影

　米原署によると、走行会は群馬県高崎市の車両整備会社が主催し、スキー場内の峠道でこの日朝から開催されていた。参加者の男性（34）が運転する車が上り坂の右カーブをドリフト走行で通過しようとした際、車体がスリップして後部がコース脇の防護用ブロック（幅2メートル、奥行き50センチ、高さ70センチ、重さ1・5トン）に衝突した。

　近くにいた愛知県清須市の男子専門学校生（21）が倒れたブロックに右足を挟まれ、指5本と甲部分を骨折。事故に驚いて転倒した静岡市の自営業の男性（46）も顔に軽いけがをした。車を運転していた男性は無傷だった。会場には約50人の観客がいた。【飯塚りりん】

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