河野太郎デジタル相は30日の記者会見で、行政手続きにフロッピーディスクやCD-ROMといった記録媒体での提出や保存を求める法律を早期に撤廃すると表明した。既存の法律を調べたところ、こうした規定がおよそ1900条項も残っていたという。
河野氏は「今、フロッピーディスクなんてどこで買えるのか。早期に見直す」と明言した。
行政のデジタル化を阻む規制とみて、クラウドなど他のオンラインの手段でも提出できるよう法律の条文を書き換える。政府としての方針を年内にまとめ、各府省に対応を求める。
政府のデジタル臨時行政調査会(臨調)は30日に開いた作業部会で、条文の解釈や法改正の進め方を整理した。カセットテープやMD(ミニディスク)での提出を求める事例があることも明らかにした。
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