2022年08月02日09時57分
【ワシントン時事】バイデン米大統領は1日、国際テロ組織アルカイダの最高指導者アイマン・ザワヒリ容疑者を殺害したと発表した。71歳だったとみられる。ザワヒリ容疑者は2001年9月の米同時テロに深く関与し、11年5月の米軍特殊部隊によるビンラディン容疑者殺害後、アルカイダを率いてきた。アルカイダの一層の弱体化は必至で、壊滅的打撃を受けた可能性がある。
バイデン氏は国民向けのビデオ演説で「正義は下された。このテロリストはもうこの世にいない。世界中の人々はもうこれ以上恐れる必要はない」と表明。さらに「同時テロで奪われた罪のない人々の命を追悼し続ける」とも述べた。
米政府高官によると、米当局がアフガニスタンの首都カブールで現地時間7月31日朝、ザワヒリ容疑者が建物のバルコニーに出たところをドローン攻撃で殺害した。一般市民らにけがはなかったという。
米政府の説明によれば、米当局は今年に入ってからザワヒリ容疑者がカブールに潜伏中という情報を把握し、監視を続けてきた。4月から5月にかけてバイデン氏に状況を報告し、7月上旬から殺害作戦を本格化させた。7月下旬にバイデン氏が作戦実行を最終承認した。
ザワヒリ容疑者はアルカイダの黎明(れいめい)期からビンラディン容疑者が全幅の信頼を置いた最高幹部で、長年ナンバー2の「副官」として組織拡大に貢献した。ビンラディン容疑者が殺害された後は「結束力が著しく打撃を受けた」(パキスタン人ジャーナリスト)とされるアルカイダを指揮し、イスラム過激派の世界に君臨してきた。
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