【ワシントン=冨山優介】米軍は30日、中国が打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が、インド洋上空で大気圏に突入したと発表した。人口密集地を避けるような制御はされずに、フィリピン近海に落下したとみられる。
ロケットは、24日に中国南部・海南島から打ち上げられ、中国が独自に建設中の宇宙ステーションと連結する実験棟「問天」を搭載していた。落下したのは、切り離されたロケットの第1段部分で、重さは約20トンと推定されている。
中国が昨年、大型ロケットを打ち上げた際は、残骸がインド洋の島国モルディブ付近の海域に落下した。この時も、制御はされていなかったとみられている。
米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官は30日、声明を出し、「中国は落下の際の具体的な軌道の情報を共有しなかった。事前に共有し、宇宙ごみ衝突リスクの予測を可能にするよう、役割を果たすべきだ」と批判した。
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