Pages

Saturday, July 30, 2022

大型ロケット「長征5号B」の残骸、フィリピン近海に落下か…重さ20トン・NASAが批判 - 読売新聞オンライン

 【ワシントン=冨山優介】米軍は30日、中国が打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が、インド洋上空で大気圏に突入したと発表した。人口密集地を避けるような制御はされずに、フィリピン近海に落下したとみられる。

 ロケットは、24日に中国南部・海南島から打ち上げられ、中国が独自に建設中の宇宙ステーションと連結する実験棟「問天」を搭載していた。落下したのは、切り離されたロケットの第1段部分で、重さは約20トンと推定されている。

 中国が昨年、大型ロケットを打ち上げた際は、残骸がインド洋の島国モルディブ付近の海域に落下した。この時も、制御はされていなかったとみられている。

 米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官は30日、声明を出し、「中国は落下の際の具体的な軌道の情報を共有しなかった。事前に共有し、宇宙ごみ衝突リスクの予測を可能にするよう、役割を果たすべきだ」と批判した。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 大型ロケット「長征5号B」の残骸、フィリピン近海に落下か…重さ20トン・NASAが批判 - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/ia3smz5

No comments:

Post a Comment