2022年04月01日16時11分
【イスタンブール時事】ロシア西部ベルゴロド州の知事は1日、通信アプリ「テレグラム」で、ウクライナのヘリが州都ベルゴロドの燃料貯蔵庫を攻撃したと主張した。ロイター通信が伝えた。真偽は不明だが、ロシア軍はこれを根拠に、ウクライナでの軍事作戦を強化する恐れがある。
ベルゴロド州はウクライナに隣接している。仮に事実なら、2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻開始後、ウクライナ側が初めてロシア領内に攻撃を加えたことになる。ベルゴロド郊外ではこれより先、武器庫で爆発を伴う火災も発生している。
一方、ロシアとウクライナによる停戦交渉は1日、オンラインで再開される見通しだ。ウクライナ代表団は3月29日にトルコのイスタンブールで行われた協議で、停戦に向けウクライナの「安全の保証」などを提案しており、ロシア側がどのような反応を示すかが焦点だ。
ロシア軍の包囲攻撃で人道危機が深刻化し、これまでに5000人以上が死亡したとされる南東部マリウポリでは1日、ロシア側との合意に基づき、バス45台を使った住民の退避が計画されている。
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