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Wednesday, March 2, 2022

ロシア軍は「食料不足に士気低下」、戦闘前に部隊ごと降伏する例も…米高官指摘 - 読売新聞オンライン

 【ワシントン=田島大志】米国防総省高官は1日、ロシア軍の進軍がウクライナの首都キエフの北25キロの地点で停滞しており、燃料に加えて食料の不足を露呈し、戦略を見直すため侵攻を遅らせている可能性があると指摘した。

 高官によると、露軍はウクライナ周辺に集結させた部隊の8割超を投入した。ただ、大多数が徴兵された若い兵士で、「戦闘に参加することを知らされていなかった兵士もいる」と明らかにした。士気低下が進軍の遅れにつながり、戦闘前に部隊ごと降伏する例も見受けられるという。高官はまた、露軍が自軍の犠牲を減らすため防御態勢の厚い地域を避けるなど、リスクを回避する傾向も顕著だと指摘した。

 ウクライナ側が指摘している露軍による燃料気化爆弾の使用は確認できていないとしつつ、「ウクライナ国内で発射装置を確認している」と言及した。燃料気化爆弾は、液体燃料を気化させ酸素を巻き込んで大爆発させる仕組みで、高い殺傷能力を持つ。多くの国際団体が人道的観点から使用しないよう求めている。

 一方、バイデン大統領は1日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と電話で会談し、安全保障や経済、人道面での継続的な支援を改めて表明した。対露経済制裁にも触れ、「すでにロシア経済に壊滅的な影響を与えている」と説明した。

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