ロシアのウクライナ侵攻が始まってから24日で1カ月。ロシアが思い描いた短期決戦のシナリオは失敗したとみられるが、今後の展開はどうなるのか。防衛研究所地域研究部の山添博史・主任研究官に聞いた。【聞き手・五十嵐朋子】
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――現状をどうみますか。
◆今、ロシアがやっていることは戦争とは呼べず、犯罪行為だ。南東部の都市マリウポリでウクライナ軍に撤退を呼びかけたが、これは「人質を殺されたくなければ要求をのめ」と言っているのと同じだ。民間人を狙い、避難所や病院など最も弱い人たちが集まる場所を攻撃している。
――なぜロシアはそのような行動に出ているのですか。
◆思うような戦果が得られていない焦りからだろう。ロシア軍は当初、短期決戦を見込んでいたとみられるが、そもそも無理があった。ロシア軍がウクライナ国境周辺に集結させていた部隊は約20万人で、ウクライナ軍人も20万人ほどだ。一般的に都市を包囲し制圧するには、相手の5倍の兵力が必要といわれており、…
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