【ワシントン＝田島大志】米国防総省のジョン・カービー報道官は２３日の記者会見で、ウクライナ周辺に集結したロシア軍部隊について「すでに軍事行動を起こす準備ができていると思う」と述べ、ウクライナ侵攻の準備を整えたとの見方を示した。
カービー氏は、露軍が侵攻すれば、「外交解決の選択肢がまだテーブルの上にある状態で、（ロシアが）戦争を選択することになる」と指摘し、「無血でなく犠牲者も出るだろうが、それらはすべてロシアの責任だ」とも強調した。
米政府は、ウクライナ周辺に１５万人超の露軍部隊が配備されているとみている。ロイター通信によると、米政府高官は、集結した部隊の８０％が攻撃態勢に入ったとの見方を示し、「命令があればすぐに出撃できる状態だ」とした。一部は国境から５キロ付近まで近づいているという。
複数の米メディアによると、米政府はウクライナ政府に対し、露軍の全面侵攻が差し迫っているとの情報当局の分析を伝えたという。
からの記事と詳細 ( 米、ロシア軍「侵攻準備を完了」と分析…一部は国境から５キロ付近に - 読売新聞オンライン )
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