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Wednesday, January 5, 2022

欧米での感染急拡大に歯止めかからず、英仏伊で過去最多…「100万人」の米より高い水準 - 読売新聞

 【パリ=山田真也、ロンドン=池田慶太】フランス、英国、イタリアで4日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新した。米国では3日に100万人規模の感染者が新たに確認されており、感染力が強いとされる変異株「オミクロン株」の流行による、欧米での感染急拡大に歯止めがかからない状況だ。

 4日の発表によると、1日当たりの新規感染者は、フランスで27万1686人、英国では21万8724人、イタリアで17万844人だった。新規感染者が人口に占める割合で比べると、仏英伊は米国と同程度か、より高い水準で、深刻な事態となっている。

 フランスでは4日発表の病院での死者が293人に上った。4日時点の入院患者は約2万人となっており、うち約3700人が集中治療を受けている。感染者の大半はオミクロン株によるとみられているが、デルタ株の流行も続いている模様だ。仏政府は今後、医療体制が 逼迫ひっぱく する恐れもあるとみている。

 仏英伊は経済的な影響が大きいロックダウン(都市封鎖)は行わず、ワクチンの追加接種で乗り切る構えだ。仏政府は接種を事実上義務化する法案を国会に提出している。マクロン仏大統領は4日、仏紙パリジャンに対し「ワクチン未接種者がうんざりするような措置をとる。それが戦略だ」と述べた。この発言には野党などから批判も出ている。

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