ミサイルは内陸部から相当な距離を飛行したようだと説明する一方で、発射場所など詳しいことには言及せず、アメリカ軍とともに分析を進めているとしています。
北朝鮮による巡航ミサイルの発射が明らかになるのは去年9月以来で、このときは新たに開発した長距離巡航ミサイルの発射実験に成功し「だ円や8の字の軌道に沿って2時間6分20秒飛行し、1500キロ先の目標に命中した」と主張していました。
ことしに入って北朝鮮は、これまでに4回、合わせて6発の弾道ミサイルを発射しています。
また、今月19日に開かれた朝鮮労働党の政治局会議で「アメリカの敵視政策と軍事的脅威がこれ以上黙認できない危険なラインに達した」とするなど、アメリカへの不満を示していました。
北朝鮮は「国防5か年計画」に沿ってさまざまな兵器を開発していて、発射を繰り返しながら技術力の向上を図り、アメリカや韓国などの関係国をけん制するとともに、核・ミサイル開発を推し進める姿勢を改めて強調するねらいもあるとみられます。
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