毎日新聞が行った自民党総裁選(29日投開票)の党員・党友票情勢分析では、下馬評通り河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=がトップとなりそうな勢いだ。続いて岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=と高市早苗前総務相(60)=無派閥=がつばぜり合いを展開し、野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=が追う。ただ、国会議員票も含めた各陣営の「勝利の方程式」には乱れも生じ、それぞれが立て直しを迫られている。
河野氏 頼みの党員票伸び悩み
毎日新聞の分析で、党員票でトップの4割強を獲得するとみられる河野氏。地方の最大の期待は、とかく国民への説明・PR不足を指摘された菅義偉首相からの変革だ。「何かしてくれるという期待が持てる」(富山県連幹部)、「歯切れが良くて分かりやすい」(沖縄県連関係者)など、河野氏を好感する声が相次ぎ、岩手県連幹部は「菅さんの発信力が弱かった反動だ」と話した。
今回は各派閥の締め付けが働きにくく、特定の候補を組織的に推す地方組織は少数派。世論調査で人気のある河野氏に有利に働いているようだ。東京都連幹部は「党員の意識は世論とほぼ一緒だ」と語る。原発や核燃料サイクル政策をめぐる発言でも「いざ総裁になれば、県内の歴史的経緯に一定の配慮があると思う」(青森県連幹部)と、河野氏が「現実路線」へかじを切るとみる向きもある。
しかし、河野氏の陣営に楽観の色はない。…
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