新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、４日、政府は新たに、滋賀県などの８県にまん延防止等重点措置を今月８日から３１日まで適用する方針を固め、大津市内の繁華街では不安の声が聞かれました。
新型コロナウイルス対策で、政府は、まん延防止等重点措置の適用地域に、滋賀県など８県を追加し、期間は、今月８日から３１日までとする方針で、専門家でつくる分科会は、５日午前、政府の方針を了承しました。
これを受けて、滋賀県は、感染が急増している大津市や草津市などを中心に措置の適用地域をどこにするかや、飲食店や大型商業施設の時短要請など、具体的な内容の検討を行っていて６日、対策本部会議を開いて正式に決定することにしています。
滋賀県が重点措置に追加されることについて、大津市内に住む６０代の女性は、「感染者数が増え続けているからしかたがないと思う。お盆には京都の実家にお墓参りに行きたかったけどやめます」と話していました。
また、７０代の男性は、「京都から飲みに来る人が多いので、まん防の時期も京都に合わせるべきだった。正直遅いと思う」と話していました。
ＪＲ大津駅前の居酒屋では、今月中の予約が６割以上埋まっていましたが、すでにキャンセルの電話が相次いでいるということです。
店長の鈴木真介さんは、「お酒を出せなくなったら店を休むことになると思います。政府や行政に早く方針を決めてもらわないと、お客様に説明ができないから困ります」と話していました。
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