Pages

Sunday, July 4, 2021

熱海土石流、住宅など130棟被害…避難者は計551人に - 読売新聞

 静岡県熱海市で3日に起きた大規模な土石流で、現場周辺では4日、被災者の救出活動が続いた。市によると、住宅など130棟が被害を受け、避難者は計551人に上る。

 救出活動は午前6時から、自衛隊や警察など約700人態勢で行われた。雨の影響で中断が繰り返され、難航したものの、家屋に取り残されていた13人を新たに救出した。高齢の女性1人が重症で、ほかの男女12人にけがなどはなかったという。救助された住民らは、3日の分も含めて23人となった。死者は4日時点で女性2人。

 一方、市は4日、居場所が分からない147人の安否確認を進めると発表した。被災した家屋に実際に住んでいたかどうかも含めて調べる。

 市は発生当初、親族や知人から「連絡がつかない」と、市災害対策本部や消防に問い合わせのあった約20人を「安否不明」としていた。氏名や年齢などは公表していない。

 土石流に巻き込まれた130棟には127世帯、215人が住民登録されている。これまでに68人の安否が確認され、ほかの147人は避難先などにいるのか、居住していたのかどうかも分からないという。

 県は4日、土石流の起点となった斜面付近に、開発行為に伴う盛り土があり、そのほとんどが崩落したと発表した。県は、土石流の発生と開発行為の関連性を調査する方針だ。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 熱海土石流、住宅など130棟被害…避難者は計551人に - 読売新聞 )
https://ift.tt/3dHz4So

No comments:

Post a Comment