「不倫相手とソーシャルディスタンス破り」報道の英保健相が辞任
妻以外の女性と親密な抱擁を交わしている写真が報じられ、「ソーシャル・ディスタンスのガイダンスを破った」と批判されていたイギリスのハンコック保健相が辞任しました。
「我々、ルールを作る側の人間はルールを厳守すべきで、それが私の辞任の理由です」（イギリス ハンコック保健相）
ハンコック保健相は２５日、保健省の建物内でスタッフの女性と抱擁し、キスをしているように見える監視カメラの画面がタブロイド紙「ザ・サン」に報じられ、「ソーシャル・ディスタンスのガイダンスを破った」と批判されていました。ハンコック保健相は、ガイダンスを破ったことを認めて謝罪した上で仕事を続ける意向を示し、ジョンソン首相もこれを認める姿勢でしたが、２６日、一転、辞任を表明しました。
新型コロナ対応を指揮してきたハンコック氏は首相あての辞意表明の書簡に、「私の私生活のことでコロナ危機対応から注意が削がれることはあってはなりません」と記しています。
ハンコック氏に対しては、新型コロナで家族を亡くした親族の団体などから「私たちが最愛の家族と最後の抱擁が出来ないのを耐えていたのに、ルールを守れと言っていた側の保健相がルールを破るとは」といった厳しい批判が出ていました。
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