五輪開催「全首脳から支持」 メルケル氏は触れず - 朝日新聞デジタル

相原亮=コーンウォール、佐藤達弥2021年6月14日 13時14分

　菅義偉首相は英国で開かれ、13日に閉幕した主要7カ国首脳会議（G7サミット）の会合や各国首脳との個別会談で、東京五輪・パラリンピック開催に向けた支持取り付けに積極的に動いた。

　G7初日の会合から「強力な選手団を派遣してほしい」と開催への協力を要請。首脳宣言にも「支持」が盛り込まれ、菅首相は閉幕後、「全首脳から大変力強い支持をいただいた」と誇った。

　日本外務省の発表によると、英国、フランス、カナダのほか、招待国の豪州との個別会談でも東京五輪・パラに関するやりとりがあった。ジョンソン英首相は「成功を確信している」と表明。2024年のパリ大会を開催するフランスのマクロン大統領は「開会式への出席を楽しみにしている」と言及するなど、それぞれ好意的な反応があった。バイデン米大統領も断続的な協議のなかで、「菅首相を支持する」と語ったという。

　唯一、外務省の発表に五輪・パラに関する記載がなかったのが、ドイツのメルケル首相との会談。外務省関係者は地域情勢に時間を割いたため触れられなかった、と説明している。（相原亮=コーンウォール、佐藤達弥）

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