千葉県八街市の市道でトラックが小学生の列に突っ込み児童５人が死傷した事故で、県警は２９日、自動車運転処罰法違反（過失傷害）の疑いで逮捕したトラック運転手、梅沢洋容疑者（６０）＝同市＝の勤務先や自宅を家宅捜索した。
県警は児童の死亡を受け、容疑を同法の過失致死傷に切り替え捜査。事故後の検査で梅沢容疑者の呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたことから、危険運転致死傷容疑の適用も視野に入れ、会社の運行管理に問題がなかったかどうかなども調べる。
県警によると、事故は２８日午後３時半ごろ発生。歩いて下校していた八街市立朝陽小の児童の列にトラックが突っ込み、男児２人が死亡、１人が意識不明の重体、２人が重傷を負った。
トラックは電柱に衝突した後、約４０メートル走行し道路脇の畑で停止していた。梅沢容疑者は「左に急ハンドルを切ったら電柱にぶつかり、そのまま子どもたちの列に突っ込んでしまった」と供述している。
市教委によると、事故を受け、朝陽小は２９日臨時休校となった。
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