東京都は27日、過度の疲労により公務を離れている小池百合子知事が、静養期間を数日間延長すると発表した。7月4日に投開票が迫る都議選の世論調査では、知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が大幅に議席を失う可能性が伝えられている。
都の発表によると、医師の判断により静養期間を延長する。静養は22日夜に発表され、多羅尾光睦副知事が代理を務めていた。
加藤勝信官房長官は28日の記者会見で、「しっかりと静養し公務に復帰することを願っている」と語った。新型コロナウイルス対策については、副知事と「しっかりとした連携を図っている」と述べた。
共同通信が25-27日に実施した世論調査では、都議選の投票先は自民党が最多で3割を占め、第1党を奪還する勢いだ。公明党や共産党、都民ファーストの会が2番手を争う。情勢取材を加味すると、現有最多の46議席を持つ都民ファは大幅に後退する可能性があるという。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京では7月11日までまん延防止等重点措置を適用しているが、27日の 感染者数は386人(前日534人)、直近7日間移動平均は前週比で123.0%になるなど増加傾向がみられている。東京五輪は7月23日に開幕する。
菅義偉首相は28日午前、羽田空港で水際対策の状況を視察後、「高い警戒感を持って感染対策に当たっていかなければならない」と記者団に語った。感染状況を注視し「必要であれば機動的な対応もしていきたい」とも話した。
(菅首相、加藤官房長官のコメントを追加しました)
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