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Wednesday, June 2, 2021

菅原一秀氏は「1日でボーナスもらいトンズラ」、野党が批判…自民離党で首相「大変申し訳ない」 - 読売新聞

 自民党は2日、持ち回りの党紀委員会を開き、前経済産業相の菅原一秀衆院議員が「政治とカネ」の問題で提出した離党届を同日付で受理することを決めた。野党は、菅原氏に夏のボーナスに当たる期末手当が満額支給されることを問題視し、批判を強めている。

 衆院事務局によると、菅原氏は夏のボーナスとして314万2802円を受け取る。基準日の6月1日時点で在職していれば満額支給される仕組みだ。菅原氏は1日付で離党届と議員辞職願を提出しており、立憲民主党の安住淳国会対策委員長は記者団に「なぜ5月中に辞職しなかったのか。1日出ただけでボーナスを丸々もらって、国会からトンズラするのが許されるのか」と語気を強めた。

 安住氏は2日、共産、国民民主両党の国対委員長と会談し、菅原氏に対し、衆院政治倫理審査会での説明を求める方針を決めた。安住氏はこの後、自民の森山国対委員長に要求を伝えた。森山氏は記者団に「政倫審は(菅原氏)本人の申し立てがないと開けない」と述べ、難色を示した。

 一方、菅原氏は2日夜、ボーナスについて、自身のフェイスブックに「当初より全額返上するつもりだった。法律上かなわなければ、被災地に全額お送りする」と投稿した。

 菅首相は2日夜、菅原氏の自民党離党などについて「大変申し訳ない」と陳謝した。首相官邸で記者団に語った。「出処進退は政治家本人が考えることだ。(菅原氏に)説明する責任はあると思う」とも述べた。

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