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Thursday, May 20, 2021

医療従事者ワクチン「オービック」会長夫妻に接種 千葉の病院|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

千葉県鴨川市の病院が、医療従事者向けの新型コロナウイルスのワクチンを、都内の会社の80代の会長とその妻に優先的に接種していたことが、病院を経営する医療法人や会社などへの取材でわかりました。

鴨川市にある亀田総合病院は医療法人が経営する千葉県南部の基幹病院で、ことし3月から医療従事者向けのワクチン接種が始まりました。
医療法人によりますと、この病院で、医療従事者向けのワクチンを使って、都内のシステム開発会社「オービック」のいずれも80代の会長とその妻が先月と今月、2回の接種を受けたということです。
2人は都内に住んでいますが、これまで系列の学校法人が運営する大学の理事を務め、複数回にわたって会社名義などで寄付も行っています。
法人は「厳密には2人は医療従事者にあたらないが、大学設立当初から役員として長年、地域の看護教育を支えていただき、夫妻の存在なくして地域医療を守ることはできないと経営判断した」と説明し、医師らへの接種が終わるメドがたった段階で病院側から申し出て、残ったワクチンを使って接種を受けてもらったとしています。
病院は「多大なご心配・ご迷惑をおかけしてしまい心よりおわび申し上げます」としています。
一方、千葉県は「病院が判断したことだと思うが適切に説明されるべきだ」としています。

オービックによりますと、亀田総合病院の系列の診療所の医師が会社の産業医を務めていて、ことしに入ってから社員の感染が相次いだことを受けて、病院の理事長から会長夫妻に「高齢なので早く接種したほうが安心ではないか」という話があり、それに応じる形で接種したということです。
オービックは「世の中をお騒がせして申し訳ありません」とコメントしています。

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